生産方法へのこだわり

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ビニールハウス栽培

蒸気消毒で農薬の使用量を削減

蒸気消毒で農薬の使用量を削減

6月中にビニールハウス内を蒸気消毒します。2aで4時間、100℃程度の蒸気を当てることで土中にいる害虫、病気、雑草の種を死滅させ、野菜が生育しやすい環境に整える効果があります。有益菌については、後日散布しています。
蒸気消毒により防除(農薬散布)の回数や雑草を取り除く時間も削減でき、商品のコスト高騰への対策にもなっています。また、害虫、病気がなくなるため野菜の品質も安定します。

「エコファーマー」「みどりの食料システム法」認定済

当農園では、農林水産省が定める「みどりの食料システム法」の基準に沿った農業を行い、生産力の向上、持続性、環境負荷の軽減の両立を目指しています。
また、ほうれん草、小松菜、水菜、春菊に関しては、減農薬や減化学肥料など環境と調和のとれた持続的な農業生産方式に取り組むことで、香川県から「エコファーマー」の認定も受けています。

露地栽培

土作りへの取り組み

土作りへの取り組み

5月頃に緑肥(ソルゴーやヘアリーベッジ)を播種し、その後、ハンマーモア、フレールモアなどで裁断しトラクターで耕うんしています。緑肥は、有機物補給による土壌の団粒化や根伸長による下層土の硬度・透水性の改善などにより、土づくりに役立ちます。また、根粒による窒素固定や溶脱養分の吸収による養分の蓄積、有機物補給による有用生物の活性化は、いずれも減肥に役立ちます。さらに、有害生物の制御や土壌侵食の防止などにも効果が期待できます。

田んぼの管理について

田んぼの管理について

8月中には田んぼに水を張り「代かき」を2回程度して、田んぼには水を貯めています。
代かきには、発育を良くする、元肥(もとごえ)をムラなく混ぜ込むという目的があります。また、藁や雑草の種を深く埋め込むことによって雑草の発芽を抑えたり、有害ガスを抜いて有機物の腐熟を促進する効果もあります。
田んぼに水を貯めるのは、土の中を酸欠状態にする目的があります。この条件下では有害な微生物や線虫、雑草が生育できないため、これらが死滅し、発生も抑えることができます。